自分はお酒弱いしあんまり好きなわけでもないけど、長谷部くんがお酒を美味しそうに飲む姿がかわいくて好きなのでなんとか晩酌につきあいたい宗三さん #いろいろな宗へし
うちの長谷部くんは表に出さないだけで黒田色強いのでお酒にもつよい
そのせいでべろべろに酔っ払って色気出す長谷部くんが書けない!くやしみ!
「これなら飲めるんじゃないか」と長谷部くんが度数低めのリキュール持ってきてくれたりするけど、基準が飲める人間のそれなので「缶一本とかならまだしも瓶で寄越されても保管に困るんですが」と思いつつ、それが晩酌の誘いにもなってるから断りきれなくて毎回受け取ってしまう宗三さんの話
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自分で飲めないのなら誰かに譲って処分してもらう方がいい。
頭ではわかっていても、せっかく長谷部から受け取ったものを他の誰かに譲り渡すのは、絶対に嫌だった。
「……ちゃんと飲みますから」
「なら、今週中に片付けてくれたまえ」
来週また調味料の買い込みがあるのだから、と眉を寄せて歌仙がぼやく。それに何か言い返せるわけもなく、ただ水飲み鳥のように首を下げてその場をあとにした。
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もう、左右どころか上下の平衡感覚もない。明らかに自分の酒量を超えている。
「おい、大丈夫か? そんなに無理しなくても、必要なら俺が飲んでやるから」
「いやです」
「嫌ってお前」
心配を隠さない長谷部の言葉をぼんやり上の空で聞きながら、取り上げられないように瓶を懐に抱え込む。
これは僕が長谷部から貰ったものだ。誰にも、長谷部自身にすら渡したくない。
そんなこちらの様子を長谷部はなんとも言えない表情で眺めると、はあと息をついた。
「俺は、お前を酔い潰すために酒を渡したわけじゃないぞ」
「僕が勝手に飲んでるんです。ほうっておいて下さい」
「放っておけるわけないだろ、差しで飲んでるのに」
まだ何か言いたそうにしている長谷部を無視して、グラスの残りを煽る。口の中はとっくに麻痺して、アルコールが粘膜を焼く感覚すら遠いものだ。
飲みやすくなっていいな、と思うと同時に、せっかく僕のことを思って買ってきてくれた酒の味すらわからなくて、長谷部に申し訳なくも思った。
ぐらり、視界が揺れる。いや、揺れているのは自分の体か。倒れる、とどこか他人事のように覚悟したが、畳の硬い感触はいつまでたっても訪れなかった。
はあ、と深くため息を吐く音と息が、右の耳にかかる。自分を抱える温かくてしっかりとした感触に、長谷部に抱きかかえられたのだと察した。
「だから飲んでやると言ったのに。どうしてそんな意地になるんだ」
「……だって」
預けた頭から、肌を伝ってどくどくと響いてくる心音。しっかりと体を抱きとめる、筋肉の発達した腕の温かさ。それらが心地よくて、自然と瞼が閉じる。
酒に酔ったふわふわした気分のまま、普段なら口に出さないような甘えた言葉がついて出た。
「これ全部、貴方が僕にくれたものじゃないですか。だから全部僕のものにしたいんですよ」
そうだ、グラスは空にしたが、まだ酒は残っている。
飲まなければ、とゆるゆると瞼を開け、体を起こそうとする。
なのに、抱えた腕に力を込められて、体を起こせない。どういうつもりだ、このまま無理やり飲ませないつもりかと、じとりと長谷部の顔を睨むと、むっつりと唇を一文字に引き締めた長谷部の顔があった。
「……馬鹿だな、お前は」
「馬鹿とはなんですか。……いえ、馬鹿でもいいです。離して下さい」
はあ、ともう一度、長谷部のため息が落ちる。長谷部は空いた手でこちらが抱えていた酒瓶を掴むと、そのまま口を付けて煽った。
「なっ……! それ僕のものって言ったばかりじゃないですか! ばか!」
慌てて長谷部の胸を軽く叩く。ごくりごくりと喉を震わせ、一気に瓶の中身を空にした長谷部は、飲んでる最中に胸を叩くな飲みにくいと言い捨てて、他の瓶も同じように飲み干していく。
こちらと違って酒に強い長谷部にとっては、度数の低いリキュールなどジュースも同然に、瞬く間に空にしてしまった。
呆然と、空になった瓶を見やる。飲みたかったのに、盗られた、という気持ちでいっぱいになって、柄にもなく涙が出そうになって唇を噛み締めた。
「ひどい。あんまりだ」
「あのなあ」
ぐい、と口を袖で拭った長谷部が、こちらの頬を掴んで顔を近づける。
近づいてくる整った顔に反射で目を閉じれば、想像通りにしっとりと濡れた唇が重ねられた。
こちらも酒を飲んでいるせいか、酒臭いとは感じない。調子に乗って舌を入れようとする前に、名残を惜しむ間もなくすっと唇は離された。
ゆっくりと目を開けると、長谷部と視線が絡み合う。真っ直ぐとこちらを見つめる、濁りのない澄んだ藤の瞳が、僕はたまらなく好きだった。
「今、お前のものだと言った酒は、全部俺の腹の中だな?」
「……ええ」
長谷部に言われた言葉に、改めて悲しさがこみ上げてきて、引っ込んでいた涙がまた出そうになる。にやり、と面白がるような顔をした長谷部に、意地が悪いと責めたくなった。
「今の俺は、お前のものの入れ物だ。つまり、今の俺はお前のものだ」
「……?」
言われたことの意味がわからなくて、ぱちぱちと目を瞬かせる。暫く頭の中で言葉を反芻させたが、やっぱり意味がわからなくて口を開いた。
「なんですか、それ。意味がわからないですよ」
「気にするな、単なるこじつけだ。今の俺はお前のものだってことさえわかればいい」
「はあ……?」
よくわからないが、その言葉が長谷部の口から出るのはとても気分がいい。
さっきまでの泣きそうな気分は吹き飛んで、今度は逆に鼻歌でも歌いたいくらいの浮かれた気分に襲われた。
「もう寝るか、酔っぱらい。布団敷くからちょっと待ってろ」
「泊めてくれます?」
「当たり前だ。こんな状態で一人部屋に帰せるか」
長谷部が酒瓶を端に寄せて、布団を敷くさまをニコニコ笑いながら眺める。
ほら、敷けたぞとこちらに呼びかける長谷部に、立てないからと笑顔で手を伸ばせば、仕方ないなとため息をつかれながらも抱き起こされて運ばれた。
いつになく布団の中が温かく感じるのは、自分の体温が高いせいか。一つの布団の中でふたり抱き合いながら篭もる布団は、とても安らぎに満ちていた。
目の前の、普段より若干赤く色づいた唇に口付ける。今度は逃げることなく、逆に向こうからも求めるようにしっかりと唇が合わさった。
「……ん、ぁ……ふ……」
舌を入れても、素直に受け入れられる。
自分より肉厚な舌先を絡めて、付け根の筋を擽り、互いに求め合う。時おり息継ぎをしながらも何度も何度も唇を合わせていると、不意に硬いものが下腹部に押し付けられた。
「……ぁ! いや、その、違う」
その動きは無意識だったのか、慌てて長谷部が腰を引く。
のぼせた顔のままそっぽを向きそうになる顔を押さえつけて、鼻先が触れ合う距離で囁いた。
「触ってあげましょうか?」
残念ながら、こちらは使い物にならないけれど。手でくらいなら。
こちらの囁きに、長谷部は動揺を隠せずに視線を彷徨わせる。
まだ背けようとする顔をあらためて抑えると、ごくりと唾を飲み込み目を伏せた。
「……触って、ほしい」
以下R-18展開なのでさすがにツイ上では略!!!!!
あれーおかしいな、文庫ページメーカーで収まるくらいの文章になると思ったらこれ5000字くらいに伸びるやつじゃん!じゃん!布団の中でちゅっちゅし始めるのが悪いですね!!!!!