No.581
(姫、か)
普通の感性ならば、刀が姫などと称されるのは屈辱的だと思うのだろう。けれどなんの因果か、へし切は刀剣の「姫」を知っていた。
華やかで、たおやかで、籠から出してはいけないような。それはそれは美しい姫を知っていた。
(ああなればいいのか、俺は)
いいだろう。それが俺の役割だというのなら、全力をもってそれを果たそう。
そうしてあらぬ方向に決意を固めてしまった刀は、自身が目標とする「姫」をなぞるように、淑やかでおとなしい姫を演じることを決めてしまったのだった。理由は違えど、その目標とした刀と同じように。
普通の感性ならば、刀が姫などと称されるのは屈辱的だと思うのだろう。けれどなんの因果か、へし切は刀剣の「姫」を知っていた。
華やかで、たおやかで、籠から出してはいけないような。それはそれは美しい姫を知っていた。
(ああなればいいのか、俺は)
いいだろう。それが俺の役割だというのなら、全力をもってそれを果たそう。
そうしてあらぬ方向に決意を固めてしまった刀は、自身が目標とする「姫」をなぞるように、淑やかでおとなしい姫を演じることを決めてしまったのだった。理由は違えど、その目標とした刀と同じように。
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