No.846
>>838
名刺SS作る上で下書きにしてたやつ
これを叩き台にまた成形しなおす
「長谷部、ちょっと」
「……? なんだ」
(頭にコサージュをつける)
「えっ、何なんだほんとに」
「あなた、わかってたことですけど、可憐な白い花とか似合いませんねえ」
「当たり前だな? なんなんだこれ」
「あげます。煮るなり焼くなり好きにしてください」
「おい、結局何だったんだこれ!」
「で、だ。これは何の花だかわかるか、歌仙」
「なんで僕に聞きにくるんだい? 宗三に直接聞けばいいじゃないか」
「あいつの事だ、絶対煙に舞いて答えないだろうしな。小夜に聞いてもよかったんだが、近くにいたのがお前だったんだ」
「ああそうかい……とりあえず、宗三は貴殿のことが本当に愛しいのだなとは思うよ」
「……どういう意味だ。わかるように話せ」
「どちらかというと、これは貴殿の領分だと思うんだけどね。この花はオレンジの花だ。きみはこれを頭につけられたんだろう?」
「似合わないと呆れられたがな」
「西洋では、花嫁はこれを頭に飾るらしい。この花は、愛と豊穣の象徴だそうだよ。宗三は、貴殿のことを嫁として迎えたいほど愛しているんだろう。じつに風流な口説き方だとは思わないか?」
「……なにが嫁だ!バカバカしい!男士同士で嫁も婿もあるか!」
「きみ、顔が真っ赤だけれども」
名刺SS作る上で下書きにしてたやつ
これを叩き台にまた成形しなおす
「長谷部、ちょっと」
「……? なんだ」
(頭にコサージュをつける)
「えっ、何なんだほんとに」
「あなた、わかってたことですけど、可憐な白い花とか似合いませんねえ」
「当たり前だな? なんなんだこれ」
「あげます。煮るなり焼くなり好きにしてください」
「おい、結局何だったんだこれ!」
「で、だ。これは何の花だかわかるか、歌仙」
「なんで僕に聞きにくるんだい? 宗三に直接聞けばいいじゃないか」
「あいつの事だ、絶対煙に舞いて答えないだろうしな。小夜に聞いてもよかったんだが、近くにいたのがお前だったんだ」
「ああそうかい……とりあえず、宗三は貴殿のことが本当に愛しいのだなとは思うよ」
「……どういう意味だ。わかるように話せ」
「どちらかというと、これは貴殿の領分だと思うんだけどね。この花はオレンジの花だ。きみはこれを頭につけられたんだろう?」
「似合わないと呆れられたがな」
「西洋では、花嫁はこれを頭に飾るらしい。この花は、愛と豊穣の象徴だそうだよ。宗三は、貴殿のことを嫁として迎えたいほど愛しているんだろう。じつに風流な口説き方だとは思わないか?」
「……なにが嫁だ!バカバカしい!男士同士で嫁も婿もあるか!」
「きみ、顔が真っ赤だけれども」