これもリバというかかなりモブへし&モブそざの要素が強い話になるんだけど、一つ思いついた
薬やってる審神者が購入資金のために長谷部くんをAVに売り飛ばす話
毎週何処とも言わず長谷部くんを連れていき、帰ってきた長谷部くんがこわばった顔をしてるのを不審に思って宗三さんが長谷部くんに「何処へ何をしに行ってるのかは知りませんが、そんなに辛いなら僕が代わりに行きましょうか」って案じるんだけど、それを言われた長谷部くんはショックを受けた顔でますます頑なに「お前は駄目だ」って言い通す
その様子を不審に思った宗三さんが審神者に問いにいくとあっけらかんと「長谷部を貸し出して、金を貰ってるだけだよ」と言う
内容までは語られなくても、長谷部の辛そうな様子からろくな事ではなさそうだと思った宗三さんが「なら、代わりに僕が行きます」と言いだしたのを審神者がじろじろ見て「……何で?お前が自主的にそういう事を言い出すのは信用できない」と言う はぐらかしても拒否されるだけだろうと踏んだ宗三さんが素直に「長谷部が辛そうなのは見ていたくないから」と言うと「他人のためにという理由で動く奴は信用できないな」と却下される
このままではまた長谷部が連れ出されてしまうと思った宗三さんが「なら、長谷部を貸し出す以上の金子を用意すれば、貸し出すのを辞めてくれますか」と問えば「それならいいけど、お前に用意できるの?」と返される
伝えられた金額に驚愕するも、やるしかないと宗三さんは腹をくくる
それだけの金額を短期で用意するには、体を売るしかないという結論になった宗三さんは毎夜娼館で働いて金を稼ぐ 金を受け取った審神者は約束通り長谷部くんに「お前は今週は来なくていいよ」と伝える 長谷部くんはほっとしながらも不審に思うし、宗三さんの様子がおかしいのが今度は気にかかってくる
何週かはそれが続いていたが、ある週とうとう目標金額にわずかに届かない週が出てきてしまう
「足りないね。残念だけど約束だ。今週は長谷部を連れて行くよ」と告げる審神者に、なんとか引き留めようと「代わりに僕を連れて行って下さい」と食い下がる 面倒臭そうに「行っただろ。他人の為に動く奴は信用しない」と溢す審神者に「自主的に言う事を聞く宗三左文字の方が、珍しさで高く売れると思いません?」と別角度から売り込んでいく それを聞いてちょっと考え込んで「……それもそうだな」と納得して次は宗三を連れていくことに同意する
連れて行かれて、行われた内容に「今まで長谷部はこんなことをされていたのか」と絶望と審神者への怒りを新たに抱いて、もう二度とこんな目に合わせるものかとまた毎週金を稼ぐ日々に戻る
宗三の様子がますますおかしいのと、前回審神者は外に出たのに自分は呼ばれなかったことに不信を抱いて長谷部くんが審神者を訪ねてくる
審神者はあっさり「宗三を連れて行った」と白状するし、顔を青くして「どうして」と質問する長谷部くんに「その方が高く売れたから」と告げる
「なら、俺はその金額以上に売れるように、これまで以上になんでもします。だから連れて行くのは俺だけにして下さい」と懇願する長谷部くんに、ちょっと考えるそぶりをした審神者が「……宗三は今これだけ稼げてる。この金額を超えるとなると、かなりえげつない内容になるがそれでもいいのか?」と審神者に献上した金と今回売った金の合計金額を見せて長谷部くんに問いかける その金額の大きさに長谷部くんは真っ白になるも、こくりと頷く
「なら今度連れて行った時の金額で今後のことを決めようか」という話になって、その週は宗三さんから金を受け取ることを拒否する 「今週は長谷部を連れて行くから」と言って
突然の話に「どうして」と食い下がる宗三さんに「長谷部とそういう話になったから」の一辺倒で話を切り上げる
その足で長谷部のところに向かって「どういうことなんですか!」と問い詰めに行く 「どうしてせっかく連れて行かれなくなったのに、わざわざ自分から申し出るんですか」と詰る宗三さんに「お前こそなんで自分から申し出に行ったんだ!」と長谷部くんも涙ながらに怒る 「お前だけはあんな目に合わせたくなかった」と泣く長谷部くんに「僕だってそうですよ、だから貴方を逃したかったのに」ってこちらも涙ぐむ宗三さん
しばらく二振りでぽたぽた涙を流すけど、「とにかく、もうお前はいい。関わるな」と一方的に言い捨てて長谷部くんが逃げる
そして連れて行かれた現場は宣言通り酷いもので、これまで以上に表情の抜け落ちた顔で戻ってきた長谷部くんを見て、改めて何とかしないとと決意を新たにする
一度連れて行かれた経験から、審神者が繋がっている仲介業者を探り当てて、さてどうやって密告したものか……と悩み、長義をこっそり呼び出す
「君から内密の話だなんて、一体何なのかな?」「政府にいた貴方なら何か知っているかと思いまして。刀剣から、主を介さず政府に密告する番号か何か、知りませんか?」「……ふむ?それは主に関する内容かな?」「いえ、絡んではいますが、その程度では謹慎程度でしょう。なので主とは関係なく、違法な組織を通報したいのですが」「それの何が利益があるのか知らないが、あることにはあるよ。ここに通報すればいい」「感謝します」
そして通報から、仲介業者が摘発されて、審神者は刀を売る伝手を、金を調達する術を失う 金がなくなり薬が買えなくなって、あくまで穏やかだった審神者が豹変して、正気を失い暴れ、錯乱し、とても本丸運営ができない状態になる
それがとうとう政府にも伝わり、審神者は薬物矯正施設に収容、刀剣たちは移籍か刀解かの道を選ぶことになる
審神者の収容の際、長谷部と宗三を違法な業者に流していた証拠が発見されていたので、表沙汰にはしないがひっそりとそれが考慮され、二振りには優遇・回復措置として二振り揃いでの移籍が認められる
「俺があのまま売られ続けてさえいれば」と被害者にも関わらず審神者の末路に心を痛めている長谷部くんに「全てあの審神者の自業自得ですよ。貴方は被害者なんですから、もう少し主を恨むことも覚えなさい」と声をかける宗三さん
そしてまだ新しい新設の本丸に二振りは移籍して、そこで本丸の柱になりながら穏やかで幸せなハッピーエンドを迎える
長い!!!!!!!!!
本当は宗三さんにもえげつない経験してもらう予定だったんだけど書いてるうちに機会を失したな クスコで広げられて生きた虫を入れられるとかそういう類のえげつなさ
この二振りは経験した内容から、ぱっと見穏やかで儚さを感じるような二振りになってる
経験が経験だから手練手管は玄人なんだけど、本人たちがあまり性行為には乗り気でないのと能動的にそういうことをしようとした経験が少ないので、ゆったりとした初々しいセックスをする
この審神者がやってたのはダウナー系のおくすり 外に売りに出る時だけアッパーキメて動いていた
「この世は地獄だ」と思いながら、薬の齎す安楽だけに浸って生きながら死んでいた 「人は最後は自分の為にしか動けない」と思いこんでいて、長谷部くんと宗三さんの必死さが最後まで理解できなかった
理解できないなりに利用しようとは考えるし、高く売れればどっちでもよかった 長谷部くんを最初に選んだのは「何でもこなしますよ」の一言 そういう奴なら問題ないだろうという
基本的に刀のことを道具としか思っていなかった
いくら人格があろうが「自分の所有物であり、それをどう活かそうが自分の勝手」という感覚で、「自分の道具をレンタルして金を稼いで何が悪い」の精神で罪悪感とかは全く無かった
書いてる最中も薄々思ってたけど、私はカンサカンサンを政府への便利ツールか何かだと思ってるフシがあるな?(闇落ち宗三さんの初期刀も長義設定だった)
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銀色の匙に乗った液体を注射器で吸い上げ、肘裏に針を刺す。ゆっくりと、透明な液体がポンプの中から減っていくにつれて、審神者の瞳がゆらゆらと濁っていく。ゆらり、とまるで幽鬼のような目が、ゆっくりとこちらを向いた。
「お前もやる?」
「……いえ、遠慮します」
「そう」
自ら問いかけた割に至極どうでも良さそうに目を離した審神者から隠れるように、長谷部はそっとため息を漏らした。
この薬のために、自分はあんな目にあっている。主の心身にとっても、百害あって一利ない。そう考えると、この行為を諌めるべきだと思うのだが、過去の主の言葉がその行動を縛る。
『この世はね、地獄だと思うんだよ』
今のように薬でとろんとした目をした審神者が、うわ言のように口を開く。
『この世なんて何一つ、いい事なんかありゃしない。ただ、緩やかに時間が過ぎて、そのまま眠りにつきたいだけなんだ……それだけの事が、どうしてできないんだろう……』
すう、と息を吸い込み、目を閉じてゆっくりと息を吐く。
『これはね、麻酔なんだ。生きるという苦痛を減らす為の麻酔。生きたくもないのに戦争とやらのせいで、私はお勤めをしなくちゃならない。なら、その為に必要な麻酔にくらい、浸ったっていいだろう?』
主が主として、この本丸に就任するにあたってどういう人生を歩んできたのか、長谷部は知らない。ただ、その諦観と絶望を秘めた目を見ていると、胸の奥が締め付けられるような苦しさに襲われる。その悪魔の薬が、主の慰めになるのなら、目を零すべきかと思ってしまう。
諦観と絶望を灯した、その瞳。
その目を見る度苦しくなるのは、何も主を案じてだけではないのは、薄々自覚していた。
同じ様な目をしている刀を、知っている。いつも何かを諦めて、何かに絶望し続けているような、ひとを惹き付けてやまない瞳を持つ刀を知っている。
あの刀も、そう思っているのだろうか。
生きることが苦痛だと、望みもしないのに求められることが苦痛だと、それなのに自らの手で終わらせることはできないことを苦痛に感じていると、そういうことなのだろうか。
その苦痛を、和らげてやれはしないだろうか。主のように薬などではなく、もっと自然な形で。
目を閉じて薬のもたらす多幸感に浸る主を前に、瞑目する。
諦めばかりが先に立つなら、そこに希望を。絶望ばかり感じるというなら、先に望みを。与えてやれる相手でありたいと望むのに、自分にはその方法がとんと思い浮かばないのだ。